釣りのかんづめ

釣り初心者による釣り初心者のためのブログ

「釣りの楽しさ」は釣れない時にこそある論

魚釣りで最も気分がアガる瞬間といえば?

もちろん狙った魚を釣り上げたときですよね!釣りの経験があまりない人でも、これはすぐにイメージできると思います。

一方で、「釣りに行っても魚が全然釣れないから面白くない…」という声があるのも確かです。魚が釣れない時間も釣りを楽しめるかどうかが、意外とカギを握っているかもしれません。

釣れない時こそ楽しもう

ところで自分は、魚が釣れていない時間がかなり好きです。意外かもしれませんが、たとえその日まるまるボウズ(魚が一匹も釣れないこと)だったとしても、「あ〜楽しかったぁ」という気持ちになっていることのほうが多いです。

それは何故かというと、魚が釣れるまでに自分で色々考えて工夫をしてみる時間が好きだからだと思います。

「今この釣り場にはどんな魚がいるのかな?」

「どんな仕掛けを使ったら魚が釣れるかな?」

「どのタナ(深さ)でどんな誘い方をしたら食いついてくれるかな?」

アタリがないときほど検討するべきことは多くなりますし、アタリがあってもうまくヒットに繋がらない場合なども、魚を釣り上げるためには何かしらの工夫が必要です。

仮説を立てて、実際に検証してみる。そういうことを繰り返すのが好きな人ほど、釣りにハマりやすいんじゃないかなとよく思います。

「攻めの投げ釣り」のススメ

投げ釣りなんかはよく、仕掛けを投げ入れたらあとはひたすら待つだけの「待ちの釣り」だと言われます。

確かにそういう要素もあるでしょう。しばらく竿からを目離しているうちにたまたま魚が掛かっていたということもあります。

でも、せっかくなら自分でいろいろ探ってみて、魚のいそうなポイントを見つけ、その上できっちりアタリも取って釣りあげたほうが絶対楽しいですよね。(※上級者ではないので攻めた方がよく釣れるかどうかはわからないですしこの際あまり関係ありません!とにかく自分が楽しいかどうかが重要)

ですから自分の場合は、待ってもせいぜい数分程度で、あとはゆっくりサビいて(底を引きずるように手前に引いて)みたり、投げるポイントをどんどん変えたりしています。

そうすると、リールを巻く感覚から突然アタリが増えるポイントや、根が多いポイントなどがだんだん見えてきます。水の中の状況をさらに深く知ることができるというのも、試行錯誤を繰り返すことの利点でしょう。

たまには釣れない釣りもいい

「最近仕事が忙しくて疲れてるから、今日は海を眺めてゆっくりするか〜」なんてのんびりした気分で釣りに出かけた日に限って、思いがけずたくさん釣れてしまうこともあります。

それはそれで嬉しいのですが、最初から最後までなんだかずっと忙しない。たくさん釣れるほど、せっせとエサを取り替える必要があることはもちろん、魚が飲み込んでしまったハリを外したり、絡まった仕掛けをほどくなんていう回数も増えますし…。

そんな時こそ「やっぱり水の中の魚のことを考えながら、青空の下であれこれ思考を巡らせる時間も楽しいんだよな。」と釣れない時間を恋しく思ったりもします。

魚が釣れるときも、釣れないときも楽しむ。それこそ釣りの醍醐味ではないでしょうか。