釣りのかんづめ

釣り初心者による釣り初心者のためのブログ

釣りに行かない方がいい日って?

釣りにハマったら毎日でも釣りに行きたいですよね!釣りに行きたくて毎日ウズウズするし、どこでどんな魚を釣ろうか妄想を巡らせる日々です。

しかし、どれだけ戦略を練り、仕掛けなど全て揃え、何もかも準備万端にして待ち望んだ休日でも「今日(もしくは明日)は行くのやめておくか…」となる日があります。

それはズバリ、強風の日です。

ストレスしかない「風」

雨だけであれば、少々つらいですが防水のウインドブレーカーなどを着ていればどうにか我慢できます。

しかし風が強いとアタリがわかりづらく釣りになりませんし、海面も波立っていて非常に危険です。

仕掛けを付けようとしているときに、仕掛けそのものや袋が飛ばされたり、帽子が飛びそうになったり、竿が倒れたり…。釣り以外でも、とにかくストレスがすごいです。

釣りは本来自分がリフレッシュするためのものなのに、ストレスばかり溜まるようでは本末転倒ですよね。

判断の仕方

そんな辛い釣りにしないためには、やはり事前に天気予報を見て、自分で考えて判断するしかありません。

自分が判断材料としてよく使うのは「Yahoo天気」「タイドグラフBI」の2つです。

まず、普段からYahoo天気で天気予報をチェックしているので、自分の住むエリアに加えて、よく釣りに行くエリアも登録をしておきます。そして釣りの前日までこまめに風速をチェックしておきます。

このとき、釣行予定日の風が大体5mかそれ以上になっていたら、自分の場合は要注意と思っています。

その場合はさらに、釣り人必携アプリである「タイドグラフBI」もこまめにチェック。ここで風速がコンスタントに6〜7mであれば、まず投げ釣りはマトモにアタリを取るのを半分くらい諦める気持ちでいます。そして8m以上の予報であれば、そもそも釣りを断念する可能性が高いです。

もちろん、これはあくまでも個人的なケースです。ストレスをあまり感じずに我慢できる風の強さに個人差はありますから、自分でも釣りづらいと感じた時の風速をチェックして知っておいたり、周りの釣り人にもぜひ聞いてみてほしいです。

ちなみに、海釣り施設などでは15m以上の風を頻繁に計測する場合、桟橋などの釣り場が閉鎖になるところもあります!その場合はそもそも希望する釣り方ができない可能性が高いので、やはり釣行自体を断念するか、風向きで影響を受けづらい釣り場に移動を考えた方が良いと思います。

ストレスのない釣りを!

繰り返しになりますが、誰でも安全に楽しみながら釣りをするほうが良いです。

釣りを強行して逆にストレスが増えたり、危険な場面に遭遇するなどはあってはならないことなので、自分に合った判断をしていきたいですね!

「釣りの楽しさ」は釣れない時にこそある論

魚釣りで最も気分がアガる瞬間といえば?

もちろん狙った魚を釣り上げたときですよね!釣りの経験があまりない人でも、これはすぐにイメージできると思います。

一方で、「釣りに行っても魚が全然釣れないから面白くない…」という声があるのも確かです。魚が釣れない時間も釣りを楽しめるかどうかが、意外とカギを握っているかもしれません。

釣れない時こそ楽しもう

ところで自分は、魚が釣れていない時間がかなり好きです。意外かもしれませんが、たとえその日まるまるボウズ(魚が一匹も釣れないこと)だったとしても、「あ〜楽しかったぁ」という気持ちになっていることのほうが多いです。

それは何故かというと、魚が釣れるまでに自分で色々考えて工夫をしてみる時間が好きだからだと思います。

「今この釣り場にはどんな魚がいるのかな?」

「どんな仕掛けを使ったら魚が釣れるかな?」

「どのタナ(深さ)でどんな誘い方をしたら食いついてくれるかな?」

アタリがないときほど検討するべきことは多くなりますし、アタリがあってもうまくヒットに繋がらない場合なども、魚を釣り上げるためには何かしらの工夫が必要です。

仮説を立てて、実際に検証してみる。そういうことを繰り返すのが好きな人ほど、釣りにハマりやすいんじゃないかなとよく思います。

「攻めの投げ釣り」のススメ

投げ釣りなんかはよく、仕掛けを投げ入れたらあとはひたすら待つだけの「待ちの釣り」だと言われます。

確かにそういう要素もあるでしょう。しばらく竿からを目離しているうちにたまたま魚が掛かっていたということもあります。

でも、せっかくなら自分でいろいろ探ってみて、魚のいそうなポイントを見つけ、その上できっちりアタリも取って釣りあげたほうが絶対楽しいですよね。(※上級者ではないので攻めた方がよく釣れるかどうかはわからないですしこの際あまり関係ありません!とにかく自分が楽しいかどうかが重要)

ですから自分の場合は、待ってもせいぜい数分程度で、あとはゆっくりサビいて(底を引きずるように手前に引いて)みたり、投げるポイントをどんどん変えたりしています。

そうすると、リールを巻く感覚から突然アタリが増えるポイントや、根が多いポイントなどがだんだん見えてきます。水の中の状況をさらに深く知ることができるというのも、試行錯誤を繰り返すことの利点でしょう。

たまには釣れない釣りもいい

「最近仕事が忙しくて疲れてるから、今日は海を眺めてゆっくりするか〜」なんてのんびりした気分で釣りに出かけた日に限って、思いがけずたくさん釣れてしまうこともあります。

それはそれで嬉しいのですが、最初から最後までなんだかずっと忙しない。たくさん釣れるほど、せっせとエサを取り替える必要があることはもちろん、魚が飲み込んでしまったハリを外したり、絡まった仕掛けをほどくなんていう回数も増えますし…。

そんな時こそ「やっぱり水の中の魚のことを考えながら、青空の下であれこれ思考を巡らせる時間も楽しいんだよな。」と釣れない時間を恋しく思ったりもします。

魚が釣れるときも、釣れないときも楽しむ。それこそ釣りの醍醐味ではないでしょうか。

釣りを始めたいけど何をどうしたらいいかわからないあなたへ【首都圏版】

釣りは一生の趣味になります。亡き祖父も晩年までよくフナ釣りに出掛けていました。

釣りは、思い立った時に1人ですぐできるし、とても良い気分転換になります。自分で苦労して釣った魚は最高に美味しいし、屋外で人との接触も少ないので、コロナのご時世にもぴったりです。

でも、そもそも自分にできるの?

釣りはやってみたいけど、何から手をつけたらいいかわからなくて結局始めることができないまま何年も経過したり…。

釣り好きな友達が周りにいない、車もない、もちろん釣りに関する知識もない、そしていまだに超初心者の自分が、とりあえず自力で「魚釣り」という趣味をなんとか楽しめるようになった方法を書いていきます。

躊躇する理由

ずっと釣りがしてみたかったけれど、いつまでも二の足を踏んでいた理由は、自分の場合ざっとこんな感じでした。

  • 釣りに連れて行ってくれるような家族や友達が周りにいない
  • 車がないので海や川に気軽に行けない
  • 何が必要なのかわからない
  • そもそもどこで釣るのかわからない
  • 船釣りはルールが厳しそうで怖くて行けない
  • そもそも乗船料金が高い

「釣りとは車(or せめてバイク)を持っている人が、遠くの海や河川に行っておこなう趣味である」もしくは「釣りとは比較的金銭に余裕のある人が船に乗って楽しむものである」というイメージがあったんですね。

まず自分が都内に住んでいるので、車に乗るか船に乗るかして、都心から離れた綺麗な水辺に行く必要は絶対にあるんじゃないかと考えていました。

結果的にこれらの先入観によって、自分には釣りという趣味を持つことができないんだと、ずっと思い込んできました。

近場でも釣りができる?

そんなある日、ふとした時に近所のお店でこんな話を耳にしました。

「横浜でアジがすっごい釣れてるらしいよ」

……横浜?

横浜ってあの、みなとみらいがあってゲートブリッジがあって中華街や山下公園で老若男女がデートに勤しんでいるオシャレエリア横浜?

横浜のおしゃれイメージと、生臭い(かなり失礼)魚釣りのイメージが噛み合わなすぎて混乱しましたが、なんだか気になる情報だったので家に帰って調べてみることに。

なるほど…確かに横浜周辺からアジ釣りの船はたくさん出ているみたいだ。あのオシャレエリアから見える海にもアジがたくさん泳いでいるんだね…ロマンだね。でも1人で船に乗るのはやっぱり嫌だ。なんとかして陸からでも釣れるところはないか?

そしてついに見つけました。

「海釣り施設」という最適解

横浜には、有料の「海釣り施設」という施設がいくつかありました。施設といっても、囲いの中に魚が人工的に放流されている釣り堀ではなく、本物の海が釣り場です。

毎日の釣果がホームページで見られて、アジも日によっては何百匹も釣れているようです。

肝心の場所は本牧、大黒、磯子の3ヶ所…。磯子はJRの駅があるので知ってるけど、残りの「ほんもく」も「だいこく」も聞いたことがない地名です。どうせここも車でしか行けない場所なんだろ!と思っていたら、なんと本牧は横浜駅から、大黒は鶴見駅からバスが出ているそうな。これなら公共交通機関だけで行けちゃいます。

移動手段問題がクリアされた上、さらに詳しく調べてみると他の懸念点についてもほぼ問題が解消されることがわかりました。

  • 竿とリールのレンタルがある
  • 売店があり、その場でエサや仕掛けを買うことができる
  • 釣った魚を持ち帰るための発泡スチロールや氷が売っている
  • 釣り教室が不定期で開催されている

竿やリールはもちろんのこと、クーラーさえも持っていないので③はかなりありがたいです。また、レンタル竿の糸の先にはあらかじめ仕掛けを取り付けるための金具もついているため、針や糸の結び方を知らなくても困ることはありません。

そして有料施設なので、清潔なトイレや軽食の販売があるというのもやっぱり安心です。

ここであれば、どんな釣り初心者でも「とりあえず海に行って」「とりあえず釣り糸を垂らす」という目標が達成できます!

そんなこんなで自分の場合、海釣りの第一歩はまさにこの場所からスタートしました。

最低限の持ち物

とはいえ、事前に揃えておいた方が良いものもあるのも確かです。

というか、その場でも買えるけど高くついてしまうのでなるべく事前に100均で買いましょう。

  • 小さいハサミ(仕掛けや糸を切る用)
  • トング(魚を掴む用)
  • ティースプーン(エサをカゴに詰める用)
  • ラジオペンチ(魚が飲み込んだ針を外す用)
  • ぞうきん(汚れた手を拭く用)

特に上4点は釣り専用の道具も釣具屋で売ってはいますが、100均のアイテムでじゅうぶん代用できるのでわざわざ高いものを買わなくて大丈夫です。

また、持ち物とは別に1つ注意事項ですが、GWや夏休みの午前中は施設が混み合う可能性が高いです。入場規制がかかることもあるので、事前にホームページを見ておくのが吉です。

何はともあれ海に行ってみよう

新たな趣味を始めるということは、人によって様々なハードルがあると思います。でも、まずこれだけ持って海釣り施設に行ってみましょう。そして竿を握って、海に仕掛けを落としてみましょう。

これで釣りの第一歩を踏み出したということが何よりも大事です。なので最初は魚が釣れるかどうかはあまり気にしないでいましょう(そもそもアジを釣るためのサビキという釣り方は、魚の群れがその時その場所に回ってきていれば釣れますし、群れがいなければ全く釣れないものなので割り切ることも必要)。

その最初の一歩さえ踏み出すことができれば、あとはどんどん色々な方法を試してみたくなるはずですし、周りを見て学んだり、自分で調べたりすることももっと楽しくなると思います。

釣りを始めたばかりの自分もまだまだ知らないこと・わからないことがたくさんありますが、上達して狙った魚をばんばん釣ることよりも、せっかく自分で始めることができた「釣り」という趣味を心から楽しんでいこうと思います!